心療内科に行くのをためらうあなたへ

心のケア

BORAMONICA’s Diary へようこそ。

あなたには何か長いことお悩みのことがありますか?もしそれが原因で、日常生活にも支障を来すのであれば(例:夜に寝られない→日中、仕事の時間に寝てしまう)【早期の心療内科受診】も解決策の選択肢の1つです。

かく言う私はある日、駆け込みで心療内科を受診し「うつ状態」と診断されて早7ヶ月。
始めの数ヶ月は会社を休職していましたが、現在は療養に専念するために退職しています。

今日は「心療内科の診療はどんな感じなの?」と思う方へ、現在進行中の私の体験談を交えてクリニックの選び方や治療の種類などについてご紹介したいと思います。

私が心療内科を受診した経緯

 私が働いていた会社は人の出入りが多い中小企業。入る人数<辞める人数のことが多く、誰かが辞めるとその人の分の仕事は他の社員に割り振ることで仕事が回っていました。
 気がつけば、私も入社から1年経った時と比較して、2年目以降は月あたり2〜3倍の残業が当たり前となりました。

 昨年の秋から「何となく」仕事が辛いと思う時期もありましたが、今年に入ると次のような体や気持ちの変化が現れました。

 •それまでは何も考えずに会社へ行けていたのが、オフィスビルを前にして足が進まない
 •オフィスで突然動悸がする
 •普段何を考えなくても出来ていた仕事の順序が、突然思い出せなくなる
 •怒られた訳でもないのに、突然涙が溢れてオフィスのトイレへ駆け込む
 •何もないのに手足が震える

 ある日、ベテランの先輩にその現状を話すと「それなら心療内科でも行ってみたら?何ともないと言われれば、それで安心できると思うよ」と言われ、私の心療内科探しが始まりました。

心療内科の選び方

 まずは付き添いなしでも確実に行ける範囲(=会社にも家にも近い)で選ぶのが一番と思い、その条件を第一にクリニックを決めました。「◯◯駅 心療内科」と入れると検索結果がズラリと出てきて、心療内科の需要の高さを感じさせられました。続けてその他2点、心療内科選びのポイントをご紹介します。

口コミよりも、あなたに合いそうな先生かどうか

 心療内科では目に見えない症状を診察します。クリニックの選び方として、口コミも勿論重要だと思いますが、それ以上に先生がどんな人なのか、クリニックの紹介ページを見て「あなたに合いそうな先生かどうか」を予めチェックすると良いと思います。私の場合は、不調の原因は仕事にあると考えたため、産業医をしていらっしゃる先生のクリニックを選択しました。

薬物療法とカウンセリングのどちらに重きを置いているのか

 また、薬物療法とカウンセリングのどちらに積極的な先生かどうかも、書いてあれば確認されることをおすすめします。一般的には、即効性を求めるなら薬物療法、長い時間をかけて治療をするのがカウンセリングと言われています。
 両方を体験してみて思う、薬物療法とカウンセリングのメリットとデメリットを簡単にまとめました。 

【メリット】
•一時的な不安に対して即効性があるので気分の落ち込みがひどい時には効果的
保険適用あり

【デメリット】
•場合によっては、強い副作用が出ることがある
お酒は飲めない

【メリット】
問題解決の道を自分で探し出す方法を考えられるようになる  
•各個人の話をゆっくり聞いてもらった上での客観的なアドバイスをもらえる

【デメリット】
殆どのクリニックが自由診療(10割負担) 
回復しているかどうかが可視化しづらく、いつまで通うことになるのかが不透明

実際の診察の流れ

診察の流れ自体は、他の科と大きな違いはない

 上記のとおり、心療内科であっても例えば皮膚科や内科のように、問診票で何に悩んでいるのかをざっと書き、提出すると診察室へ呼ばれます。他の患者さんを見ても老若男女、皆さん外ですれ違ったら元気そうに見える人ばかりです。

 初対面の先生に何をどこから話せば良いのだろう?と考える人もいらっしゃるかもしれません。しかし、そこは餅は餅屋。話がまとまらなくても先生から適宜質問を挟んでくださるので問題はありません。

 ざっと話すこと1時間、私は「うつ状態」との診断をされました。自宅療養が必要との診断書があっという間に発行され、私は内心驚きました。それと同時に、この辛さが私が怠けているからではないと思えたことで、帰り道はとても足取りが軽くなったのを覚えています。

 通院は、薬の種類や投薬量を変えた時は確認のために1週間おき、今はカウンセリングの日にあわせて数週間おきに行っています。

BORAMONICA
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【初回の診察時に先生から伺って印象に残ったこと】

うつ状態になると、他人にそういう意図がなくともマイナスに言葉を捉えがちになる傾向があるそうです。次の実体験を読んで、私=用なし、という飛躍した考えに共感される方がいらしたら、あなたの心も相当お疲れかもしれません。

〜オフィスでのひとコマ(心療内科にかかる数日前のこと)〜

私:「すみませんが、コアタイム前ですが具合が悪いため今日は失礼させていただきます」
上司:「はい、どうぞ」
私:「…」(お大事に、すらないなんて…私は用なしなんだ、という不満を持ちつつ帰宅)

カウンセリングを受けた方が良い人は?

 初回の診察は1時間ほど先生と話をしましたが、2回目以降の診察は毎回5〜10分程度と短いです。一方、カウンセリングは30分〜1時間程度。

 私の印象としては、先生の担当業務は「患者の状況の確認」と「薬がどう効いているのか」を判断すること。そこで、薬のみでは体調の回復が見込めそうにない、またはもっと話を聞いて欲しい(=自分の考え方の癖を知り、どうすれば楽になれるのかを考えるアドバイスが欲しい)と思う人はカウンセリングを併用すると良いと思います。私は休職中に一度薬を強いものに変えましたが、副作用がひどく、薬物治療に加えてカウンセリングを受けることに決めました。

カウンセリングの費用に関する注意点

 複数のクリニックのホームページを見ていると、診療内科でのカウンセリングは自由診療となっている場合が多いです。ただし、カウンセリングでも保険適用がされるクリニックも少ないながらもあります。

 ちなみに今、私が通っている医院もカウンセリングは自由診療です(費用は1時間6,000円です)。個人的には毎回何かしらの気づきを持って帰ることができるので満足していますが、費用の面では保険適用ならありがたいのも事実です。従って、カウンセリングを重視してクリニックをお探しの場合は保険適用の有無も予め確認すると良いでしょう。

自分で出来る心のケア=自分の限界に達する前に適度なガス抜きを!

 あなたはご自身の本当のキャパシティをご存知ですか?
 周りの評価や自分の思い込みと、実際のキャパシティに違いがある人が少なからずいることを、共感はしなくても知っていただけたらと思います。
 
 「あなたは絶対5月病になんてならないよ!」と周囲から言われてきた私。「毎日、目の前のことを淡々とクリアすれば大丈夫」と自分で自分を納得させようとしていた私。会社で働くことだけが私の人生ではないのに、そこへ全パワーを注いで、無意識のうちに本当の自分には出来ないことをも出来るようなキャラクターを作り上げていたことに気がつきました。

 また、私が在職していた期間中に連日のように早朝から出社していた人は全員、退職していくのを見届けてきました。想像するに、恐らく全員「早く帰ってしたいことがあるのを、早朝出勤することでカバー」しようとしていたことが共通点だったのかと思います。言い換えれば、仕事量のキャパシティオーバー状態の一歩手前だったのかもしれません。
 私の場合は「夫が家に帰る前に夕飯の準備をしておきたいから」、夫が寝ている間に家を出発して早朝から働いていました。それが結局は定時後も会社に残り、帰宅すれば夫が夕飯を作って待っている、という日々の繰り返しになっていたのがとても苦しかったです。 
 
 世の中には、うつ状態でも通院しながら仕事を続けられる人もいます。一方で、私のように会社を辞めざるを得なくなる人もいます。出来れば前者でいたい、そのためには何が必要か?と言えば、適度なガス抜きだと思います。
 
 今はコロナで外出も以前より難しくなっている時期で、ストレスも溜まりやすいことでしょう。
 
 ただ、心身ともに疲れきる前に運動をする、人と喋る、趣味へ没頭する、思い切り寝てみる…ガス抜きをしつつ、それでもうまくいかない時は体調悪化が深刻化する前に心療内科の受診も一度検討してみてください。
 早期に手を打てば、あなたの意思で「やっぱり通うのはやめた」という選択ができます。それが遅くなってしまうと、私のように通院を続けなくてはなりません。

まとめ

【今日のテイクホームメッセージ】
心身ともに限界に達してしまうと、それまでのように活動できるようになるまでに時間がかかります。何か日常生活に支障を来す悩みがある場合は、早期回復のために心療内科へ行くのも選択肢のうちの1つです。
「心療内科」に通う人も、一見普通に見える人達ばかりです。診察の流れも他の科のクリニックと大差はありません。
★一言で「うつ状態」と言っても、会社で働き続けられる人、そうでない人がいます。自分のキャパシティを自覚することが大事です。

 今日も最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。