10年ぶりに大学に戻ってみて思うこと

心理学,心身の健康

BORAMONICA’s Diary へようこそ。

皆さんは社会人になった後、学校へ戻りたいと思ったことはありますか?

私は一昨年~昨年にかけて職場でのメンタルヘルスについて関心を持ち、edXという無料のオンライン授業を受講したことがあります。しかしそれは難易度と内容から途中で受講するのを諦めました。ただその後も「人の心」について体系的に勉強したいという気持ちはなくならず(療養中ではありますが)この秋から放送大学での講義を受講することに決めました。

今月から始まった講義も1週目の分は聞き終えたところで、私が目指したいと考えていることや現時点での放送大学の感想等をご紹介したいと思います。

社会人で通信制の大学への興味がある方へ、一意見としてご参考になれば幸いです。

最初に挫折した無料オンライン授業、edX

 中小企業に在職中、職場の離職率の高さから私は「働く上での幸せとは何だろう?」と考えるようになりました。そこで偶然”The Science of Happiness at Work”というタイトルのコースをedXで見つけ、受講してみました。しかし、ケーススタディもアメリカの大企業が例であったり受講生同士の交流でも私が見ている現実に即していない意見が多かったりと、想像していたような学びは得られず、言語の難易度も私には高く感じたため、途中で受講をストップしました。

BORAMONICA
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【edXでの体験談】
「今のあなたのレベルを超高層ビルに例えるなら何階にいると答えますか?」という問いに対し、(大勢の人が)上層階と回答したのを見て驚いたことを覚えています。私はしっかりとした根拠はありませんでしたが、せいぜい3~4階?と思ったため、他の受講生の意識の高さや自信に驚きを隠せませんでした。

 余談ですが、Netflixのとあるドキュメンタリー番組の実験で1カ所に集められたアメリカ人100人が「自分は周りの人と比べて魅力的な上位50%に属すと思うかどうか」という質問を受けた際、上位に属さないという意思表示をしたのは36人しかいなかったことも、上記の体験談に通じるところなのでしょう。

 今まで心理学をきちんと勉強したことがなかった私には、もう少し確実に自分の知識を積み上げられる方法がふさわしいと思い、日本語で勉強できるコースを探した時に放送大学を見つけました。

放送大学で学ぶにあたって気を付けるべきこと2点

  • 試験日が重なる科目の履修はできない
  • 各学習センターへの登録が必要(場合によっては自宅から遠い場合もある)

 資料請求後、願書の提出とあわせて、履修希望科目と学習センターの登録が必要となります。
 試しに履修希望科目を洗いざらい書き出してみたら1日に朝から晩まで試験の予定となり、私は履修科目数を大幅に減らすことに決めました(実際には、今年はコロナの影響で在宅での試験のようです)。また、平日に試験が設定されている科目もあったため、今後、学習センターでの試験が再開された際には就業中の人はその科目の履修をすることが難しいことも考えられるでしょう。

 学習センターは、上記のとおり(通常であれば)学期末に試験を受けに行く会場であり、学生証の配布もそのセンターに本人が出向く場所になります(学生証についても、今回は郵送されるとのことでした)。幸い、私は近場の行き慣れた場所に学習センターがありましたが、住まいによってはなかなか行きづらい場所へ何回か足を運ばないとならない場合もあるかもしれません。

放送大学を選んで良かったこと3点

  • 入試がなく単位取得ができる
  • 1学期で取得しなければならない最低限の単位数が決まっていない
  • 講義の視聴方法が様々あり、自分のペースで勉強ができる

 放送大学には入学試験が一切ありません(注:大学院の場合は試験があります)。私は心理学以外の学位を取得済のため、その大学卒業証明書写しを提出することで放送大学での科目履修が出来るようになりました。
 
 下記のように履修科目数は自分の希望で選択することが可能です。加えて、1学期で何単位以上取得しなければならないという決まりがないため、私のような現在療養中の身でも「万が一のことがあっても、これはこれで諦めがつく」と思える安心感がありました。

「子育てや人間関係の悩みを解決したい」「職場のメンタルヘルスについて理解を深めたい」など、心理学を学びたい人の動機や目的はさまざまです。卒業や資格取得が必要ない場合は、興味や関心のある科目だけを自由に選んで、1科目から履修することができます。

出典:放送大学ホームページ https://www.ouj.ac.jp/hp/purpose/psychology.html

 講義は、BSテレビ・ラジオ・インターネットで視聴が出来るので、あなたの自由時間に自分のペースで勉強できるのも通信制の学校ならではの良さだと感じます。単位取得をしないなら、講義の視聴は誰でも出来ます。放送大学への入学を検討する前に、番組表を見て気になる講義があれば試しに聴講することも可能です。

初学者が放送大学で心理学を勉強する場合の目的例

 ここでは目標として同様なことを考えられる方もいらっしゃるかと思いますので、私が実際に放送大学で目指している目標を2段階に分けてご紹介します。

第1目標:履修証明制度の修了

 私が第1段階として目指しているのは、科目群履修証明制度の修了です。これは、大学側で組まれたプランの科目を選択、履修することで心理学を体系的に学べるというものです。修了後は「認証状」や「証明書」の発行をしてもらうことができ、履歴書にも記載をすることが出来ます
 私は現在、様子見も兼ねて「心理学基礎プラン」で指定されている科目を2科目(計4単位)受講中です。心理学基礎プランを修了するには20単位の取得が必要となります。

 なお、放送大学では心理学以外にも科目群履修証明制度を採用しているため、ご自身の興味のある分野でそういったプログラムがあるかどうかは大学のホームページから見ることが出来ます。

第2目標:認定心理士の資格取得

 認定心理士とは「公益社団法人日本心理学会」という学会が認定する資格です。これは臨床心理士のように職業に直結する資格ではありませんので注意が必要ですが、学士の学位があれば、所定の単位36単位を修得することで申請可能となります。

 私は生涯学習の一環として、折角ならば認定心理士の資格取得取得をしたいと思います。ただ、現在のペースだと何年先の話になるかがわかりませんので、この先の話は追い追い考えていきたいです。

実際に放送大学の講義を受けてみて

Image by Tumisu from Pixabay

 あなたがもし心理学や人の心をつかむキャッチコピーに興味があって「○○効果とは~ものである」と言ったことを数多く知りたいのであれば、わざわざ通信制大学で心理学を勉強する必要はないと個人的には考えます。そういったテクニックをより端的に教えてくれるソースは、オンラインセミナーや書籍など多岐に亘って存在するためです。

 放送大学の講義は1回45分間×15週で成り立っています(面接授業については、今期は私は受講をしていないため割愛します)。
 実際に受講するまでは何をすれば良いかと思っていましたが、講義を聴講してみて事前に該当週のテキストを読んでおくことが必要かと思いました。今期受講した2科目は、上述の科目群履修証明制度での必須講義ですが、どちらもテキストに書かれたことをどんどん解説されるスタイルのため、テキストを読まずに講義を聴くだけでは一度では理解しがたい部分が多いように感じました。

 学期途中に通信指導の課題提出を経て学期末に試験を受験、単位認定可否が決まる流れとなっているので、計画的に学習計画を立てる必要があります。

 通信指導の問題はサッと見たところ数も少なめの印象ですが(私が受講している科目が基礎科目のことも有るかもしれませんが)、講義をどれだけきちんと理解するための時間を割けるかで今後の科目履修数は決まってくるのではないでしょうか。

まとめ

【今日のテイクホームメッセージ】
放送大学は、入学試験のない通信制大学です。
★学位の取得だけでなく、特定の分野を体系的に学んだことを示せる科目群履修証明制度もあります。
新しい分野を勉強する際は特に、講義を聞くだけでは理解するのは難しいと思います。
試験日程が重なる講義を同時に受講することは出来ないので、履修時には注意が必要です。

 全ての科目が同じように興味深い講義かというと(皆さんご自身の学校生活を振り返っていただければ同意いただける方も多いかと思いますが)そうでないこともあるでしょう。いくら1週間に45分と言えど、私たちには他の生活もある訳ですから、自身の興味がある分野であればなかなか継続は難しいかもしれません。私も自分の体調と家事と、バランスを見ながら最初の1学期を無事に終えたいです。edXと比較すると、個人のペースで進める講義(スクーリングを除く)は他の人とのインタラクションがないのが寂しいですが、内容はずっと理解しやすいです。

 今日も最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。